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ネロリ(Neroli)の写真
写真: Zeynel Cebeci / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(正方形に切り抜き)

ネロリの香水

Neroli

この原料を使っている香水

ネロリについて

どんな香り

ネロリは、ビターオレンジの花から取る精油です。甘く蜜のようでいて、どこか金属的な冷たさがあり、グリーンやスパイスの面も持つ香りと説明されます。

同じ花から溶剤で取るオレンジフラワーのアブソリュートと比べると、ネロリのほうが青く軽く、華やかさは控えめです。花の香りでありながら、柑橘のような明るさを残しているのが特徴です。

原料の話

原料はビターオレンジ(Citrus aurantium)の花です。花は朝のうちに手で摘まれ、新鮮なうちに蒸留所へ運ばれて水蒸気蒸留されます。

主な産地はチュニジア、モロッコ、エジプトで、チュニジアではボン岬の一帯がよく知られています。蒸留のときには精油と一緒に、花の香りを含んだ水も得られます。これが菓子づくりなどに使われるオレンジフラワーウォーターです。精油にはリナロール、リモネン、ゲラニオールなどが含まれ、組成は産地によって変わります。

誰が見つけた・作った

ネロリという名前は、17世紀後半のイタリアの貴婦人に由来するとされます。ブラッチャーノ公爵フラヴィオ・オルシーニと結婚したマリー・アンヌ・ド・ラ・トレモイユで、イタリアのネローラの公妃でもありました。

彼女がビターオレンジの花の香りを手袋や入浴に使い、それが流行したことから、この精油がネロリと呼ばれるようになったと伝えられています。彼女はフランス語ではプランセス・デ・ジュルサンの名でも知られています。

香水での使われ方

ネロリは香水で最もよく使われる花の精油のひとつで、柑橘の精油や花のアブソリュートとよくなじみます。伝統的にはコロンに使われ、トップノートとして香りの始まりを明るくします。

18世紀初めにケルンで生まれたオーデコロンの処方にも、ベルガモットやレモンと並んでネロリが入っていました。オレンジフラワーのアブソリュートと重ねると、花の香りに新鮮さが加わります。