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ベルガモット(Bergamot)の写真
写真: Rillke / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons(正方形に切り抜き)

ベルガモットの香水

Bergamot

この原料を使っている香水

ベルガモットについて

どんな香り

ベルガモットは、果皮から取る精油の香りが主役になる柑橘です。柑橘らしい明るさに、花やグリーン、少しスパイスを感じさせる面が重なると説明されます。

香料会社の資料では、甘くフルーティーなトップに、フローラルとバルサムのような余韻が続く香りとされ、ラベンダーに通じる表情も挙げられています。精油の主な成分はリモネン、酢酸リナリル、リナロールです。

原料の話

学名は Citrus bergamia。遺伝子の研究から、レモンとビターオレンジの交雑で生まれた可能性が高いとされています。果実は酸味が強く、香りのための果皮が大切にされてきました。

大きな産地はイタリア南部カラブリア州で、レッジョ・カラブリア県のイオニア海沿いでは町の象徴になるほどです。収穫は冬で、果皮を流水の下で削って香りを含んだ液を取り出し、遠心分離で精油を分けます。1840年にはこの作業のための機械が考案されました。果実100個から取れる精油は約85グラムとされます。

誰が見つけた・作った

香水の歴史では、18世紀初めにドイツのケルンでファリーナが作った最初のオーデコロンの名前とともに語られます。ベルガモットはその処方の大きな柱でした。

ケルンに残るファリーナの記録には、1714年にベルガモット油を香水に使ったことが書かれており、香水への使用としてはこれが最初の記録とされています。

香水での使われ方

18世紀からコロンの骨組みとして使われ、今もフローラルの立ち上がりや、ウッディ、アンバー系の香りに自然な明るさを足す役割を担っています。

一方で、圧搾した精油にはベルガプテンというフロクマリンが含まれ、肌につけて日光に当たると強い赤みや水ぶくれを起こすことがあります。そのため IFRA の基準では、柑橘油などに由来するベルガプテンの量を、肌に残る多くの製品で最終製品の0.0015%までに制限しています。香水や化粧品向けには、真空蒸留などでフロクマリンを取り除いた精油も作られています。

豆知識

紅茶のアールグレイは、ベルガモットの油で香りをつけた茶葉です。名前は1830年代の英国首相グレイ伯爵にちなむとされますが、はっきりした裏づけはありません。ベルガモットで香りをつけた茶の記録は1824年までさかのぼり、アールグレイという名前の広告が見つかるのは1880年代になってからです。