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アンブロキサンの香水

Ambroxan

産地・抽出法

この原料を使っている香水

アンブロキサンについて

どんな香り

アンブロキサンは、アンバーグリスの香りを形づくる中心的な成分のひとつです。木のような、ムスクのような香りに、かすかな塩気が混じると説明されます。

甘さや乾いた木、杉や松を思わせる面もあり、上品なアンバーの香りに豊かな木の印象が加わった香りとされています。

原料の話

化学的にはアンブロキサイドと呼ばれる物質で、アンブロキサンは花王の商標名です。フィルメニッヒ(現 dsm-firmenich)はアンブロックス、ジボダンはアンブロフィックスという名前で扱っています。

一般的な作り方では、クラリセージから得られるスクラレオールを出発点にします。これを酸化して分解し、いくつかの段階を経てアンブロキサイドに変えます。近年は、ホモファルネソールを原料にして、クラリセージを育てる畑をずっと少なくできる方法も特許になっています。

誰が見つけた・作った

フィルメニッヒは1930年代にアンバーグリスの成分の解明に取りかかり、1950年代にアンブロックスとアンブリノールの合成にたどり着きました。化学者のストールらは、1940年代にこの物質をアンバーグリスの最も重要な成分と位置づけています。

1988年には、クラリセージの不足に備えて、別の合成ルートによるアンブロックス DL が同社で開発されました。

香水での使われ方

香水では、ベースノートや香りを長持ちさせる保留剤として使われます。天然のアンバーグリスは高価で手に入りにくいため、この合成品がその代わりとして広く使われるようになりました。

繊細なフローラルから現代的なアンバーまで、香りにあたたかさと厚みを与える素材とされ、シャンプーや洗剤、キャンドルにも使われています。