アンブロキサンの香水
Ambroxan
産地・抽出法
- ANOTHER 13アンブロキシド
この原料を使っている香水
アンブロキサンについて
どんな香り
アンブロキサンは、アンバーグリスの香りを形づくる中心的な成分のひとつです。木のような、ムスクのような香りに、かすかな塩気が混じると説明されます。
甘さや乾いた木、杉や松を思わせる面もあり、上品なアンバーの香りに豊かな木の印象が加わった香りとされています。
原料の話
化学的にはアンブロキサイドと呼ばれる物質で、アンブロキサンは花王の商標名です。フィルメニッヒ(現 dsm-firmenich)はアンブロックス、ジボダンはアンブロフィックスという名前で扱っています。
一般的な作り方では、クラリセージから得られるスクラレオールを出発点にします。これを酸化して分解し、いくつかの段階を経てアンブロキサイドに変えます。近年は、ホモファルネソールを原料にして、クラリセージを育てる畑をずっと少なくできる方法も特許になっています。
誰が見つけた・作った
フィルメニッヒは1930年代にアンバーグリスの成分の解明に取りかかり、1950年代にアンブロックスとアンブリノールの合成にたどり着きました。化学者のストールらは、1940年代にこの物質をアンバーグリスの最も重要な成分と位置づけています。
1988年には、クラリセージの不足に備えて、別の合成ルートによるアンブロックス DL が同社で開発されました。
香水での使われ方
香水では、ベースノートや香りを長持ちさせる保留剤として使われます。天然のアンバーグリスは高価で手に入りにくいため、この合成品がその代わりとして広く使われるようになりました。
繊細なフローラルから現代的なアンバーまで、香りにあたたかさと厚みを与える素材とされ、シャンプーや洗剤、キャンドルにも使われています。




