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ダバナ(Davana)の写真
写真: Sahyadri / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons(正方形に切り抜き)

ダバナの香水

Davana

この原料を使っている香水

ダバナについて

どんな香り

ダバナの精油は、果実のような甘さを持つ香りです。ベリーやカシス、南国の果物、ドライフルーツ、アプリコットなどにたとえられ、ニガヨモギを思わせる草の匂いや、木やバルサムのような甘さも感じられるとされます。

原料の話

ダバナは、キク科ヨモギ属の Artemisia pallens という乾燥に強い草です。名前はサンスクリット語の damanaka に由来し、dhavanam とも呼ばれます。インドのアーンドラ・プラデーシュ、カルナータカ、マハーラーシュトラ、タミル・ナードゥの各州で主に栽培されています。

種や挿し木で増やし、4か月ほどで育ちきります。精油は葉と花から取られ、主成分はダバノンで、ほかにダバンエーテルやダバナフラン、リナロールなどを含みます。規格ではダバノンの割合を36から56%としており、ある分析では約56%を占めていました。生産量は年に1.5から2トンほどと少なく、季節に左右されるため高価な香料です。

香水での使われ方

ダバナの精油は、甘くフルーティな香りをつくるために香水に使われます。香りの調合にも味の調合にも、目的に応じた割合で加えられる素材です。

食品の香りづけにも向き、アメリカやヨーロッパ、日本で、ケーキや飲み物、たばこの天然の香料に用いられているとされます。インドにとっては輸出で外貨を得る作物のひとつでもあります。

豆知識

インドでは、ダバナの花はシヴァ神に捧げられます。コールハープルのジョーティバ寺院や、カディリのナラシンハ寺院でも、祭礼の行列にこの植物が使われています。葉や茎は花束や花飾りにも添えられます。