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アンバーの香水

Amber

この原料を使っている香水

アンバーについて

どんな香り

香水でいうアンバーは、甘く、樹脂のようで、あたたかみのある香りの呼び名です。ひとつの原料の名前ではなく、いくつかの素材を組み合わせてつくる香調を指します。

調香の分類でもひとつの系統として扱われ、お香のようにやわらかなもの、樹脂の重みがあるもの、白檀やパチュリと合わせて木の香りに寄せたものなどに分けられます。

原料の話

名前は琥珀と同じですが、香水に化石の琥珀は使われません。琥珀そのものは、ほとんど香りを出さないためです。

代わりに、ラブダナム、ベンゾイン、コーパル、バニラ、ダンマル樹脂、合成香料などを組み合わせて香りをつくります。中心になることが多いのがラブダナムで、地中海沿岸に育つロックローズ(シスタス)の仲間からとれる、濃くて持ちのよい樹脂です。ベンゾインはエゴノキ属の木の樹脂で、バニラに似た甘い香りがあり、香りを長くとどめる保留剤としても働きます。

香水での使われ方

もともとアンバーの香りは、マッコウクジラ由来のアンバーグリスや、ラブダナムの香りをまねたものでした。クジラが保護されるようになってからは、ラブダナムが主な土台になりました。

マイケル・エドワーズによる香りの分類図では、以前はオリエンタルと呼ばれていた系統が、いまはアンバーと呼ばれています。

豆知識

英語の amber は、もとはアラビア語でアンバーグリスを指す言葉でした。どちらも浜辺で見つかることから混同され、やがて化石の樹脂のほうを指すようになりました。香水のアンバーという呼び名には、この二つの歴史が重なっています。

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