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ohmyperfume
スティラックス(Styrax)の写真
写真: Photo by David J. Stang / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(正方形に切り抜き)

スティラックスの香水

Styrax

この原料を使っている香水

スティラックスについて

どんな香り

スティラックス(ストラックス)は、甘くバルサムのような樹脂の香りです。バニラを思わせる甘さがあり、香水に温かみと、とろけるような奥行きを添えてくれます。

原料の話

香水でいう「スティラックス(ストラックス)」は、地中海東部に育つマンサク科のトルコフウ(Liquidambar orientalis、オリエンタル・スイートガム)からとれる樹脂(バルサム)です。トルコ南西部やギリシャのロドス島に、川沿いの群落としてわずかに残る、古い時代からの生き残りのような木で、高さは30mを超えることもあります。トルコ語では「スーラ・アアジュ」と呼ばれます。幹の樹皮を少しずつ剥いで傷をつけると樹液がにじみ出し、それを熱湯で柔らかくして搾り、水蒸気蒸留で淡い黄色のオイルにします。採取は5月から11月まで続く、かなりの重労働です。なお、これは熱帯のエゴノキ科(Styrax属)の木からとれる安息香(ベンゾイン)とは別の素材です。

香水での使われ方

甘くバニラのような香りを添える素材として、古くから香水に使われてきました。温かく樹脂的な、落ち着いた印象をもたらします。

豆知識

プラスチックの原料として知られる「スチレン(styrene)」は、このトルコフウからとれるレバント・ストラックスから初めて取り出されたことにちなんで名づけられました。原料のトルコフウは生育地がごく限られていて、絶滅危惧種に指定されています。