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サフラン(Saffron)の写真
写真 Umarsami · CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons · 正方形に切り抜き

サフランの香水

Saffron

この原料を使っている香水

サフランについて

どんな香り

サフランの香りは、金属的な蜂蜜のような印象に、草や干し草を思わせるニュアンスが重なると表現されます。味も干し草のようで甘いとされますが、量が多いと苦みが立ちます。

この香りのもとになっている主な成分が、サフラナールです。

原料の話

サフランは、クロッカスの一種、クロッカス・サティウス(Crocus sativus)の花の柱頭とその付け根を乾かしたものです。摘みたての花一輪から採れるのは、乾燥させるとわずか7ミリグラムほどです。1キログラムのサフランには約15万輪の花が必要で、すべて手で摘まれます。良質なものは1キログラムあたり5,000米ドルを超えることも珍しくありません。

生産の約9割はイランが占めています。起源はイラン、ギリシャ、メソポタミア、カシミールのいずれかと考えられています。

誰が見つけた・作った

サフラナールは、サフランを乾燥させる過程で、苦み成分のピクロクロシンを経てできると考えられています。もとをたどると、ゼアキサンチンというカロテノイドが分解してできる物質です。サフランの黄金色はクロシンという別の色素によるものです。

合成香料にも、サフランを思わせる香りをもつものがあります。香料会社ジボダンのサフラレインは、2,3,3-トリメチルインダン-1-オンという分子です。温かく力強い革やたばこの面に、天然のサフランを思わせるスパイスの香りと、ローズケトンのような花の香りが加わると説明されています。

香水での使われ方

サフランと香りの付き合いは古く、紀元前1600年から1500年ごろにはミノア文明の宮殿の壁画に描かれていました。古代エジプトの調香師や、ロードス島の人々、古代ギリシャの人々は、香りの水や香水、ポプリにサフランを使っていたとされます。

豆知識

高価なぶん混ぜ物も多く、ビーツやザクロの繊維、ターメリック、パプリカなどを混ぜた偽物が出回ってきました。

サフラナールはサフラン以外にも、ルイボスや茶葉、イチジクの葉、クミンの種などに含まれています。