
ジュネの香水
Broom
この原料を使っている香水
ジュネについて
どんな香り
ジュネ(スパニッシュブルーム)は、春から夏に咲く黄色い花が、甘く豊かな香りを放ちます。マメ科の花らしい、やわらかく温かみのあるフローラルな香りです。
原料の話
ジュネ(genet)は、地中海地方(南ヨーロッパ、南西アジア、北西アフリカ)に自生するマメ科の低木、スパルティウム・ユンケウム(Spartium junceum、スパニッシュブルーム)です。高さは2〜4mになり、イグサのような緑の細い枝をもちます。葉は小さくてすぐに落ちてしまい、光合成の多くは緑の枝で行われます。これは乾いた気候で水を節約するための工夫です。乾いた砂地の日当たりのよい場所を好みます。
香水での使われ方
花からとれる精油・アブソリュートは「ジュネ・アブソリュート(genet absolute)」と呼ばれ、香料や香りづけに使われます。窒素を固定する性質があるため、生け垣にも使われ、枝はほうき作りにも使われてきました。
豆知識
属名Spartiumはギリシャ語で「縄・ひも」を指し、昔からこの植物の繊維がブドウの木を縛るのに使われたことにちなみます。黄色い染料もとれます。カタルーニャ地方では「ヒネスタ(ginesta)」と呼ばれ、象徴的な花とされてきました。ただし、植物の各部に含まれるアルカロイド(スパルテインなど)には毒性があり、心臓にも作用するので、扱いには注意が必要です。
