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ohmyperfume
レザー(Leather)の写真
写真 Gregory Schick aka leadgolem · Public domain · Wikimedia Commons · 正方形に切り抜き

レザーの香水

Leather

この原料を使っている香水

レザーについて

どんな香り

香水でいうレザーは、革そのものから取る香料ではなく、いくつかの素材を組み合わせて革の印象をつくるアコードです。煙のような気配、タールの重さ、乾いた苦みが重なり、使い込んだ革を思わせます。

香りの系統としてのレザーは、ハチミツやタバコ、木やウッドタールの香りをミドルからラストに置き、全体で革を連想させるものと説明されます。

原料の話

革らしさの土台になってきたのが、白樺の樹皮を乾留してつくるバーチタールです。煙を帯びた革のような香りを持ち、20世紀の初めには香料として使われるようになりました。

合成香料ではキノリン系の分子が知られています。Givaudan が扱うイソブチルキノリンは、とても力強く長く残るレザー調の香料で、シプレやレザー、ウッディのアコードに使われるとされます。

誰が見つけた・作った

ロシアンレザーは、樹皮でなめした牛革に白樺のオイルをしみこませたロシアの革です。水や虫に強く、独特の香りを持ち、17世紀から18世紀にかけてロシアの大切な輸出品でした。

この香りを主題にした香水の系統が、フランス語でロシアの革を意味するキュイール・ド・ルシーです。シャネルは1927年、エルネスト・ボーの調香で同じ名の香水を発表しました。白樺でなめしたロシア兵の長靴の匂いを思わせる香りと語られています。同じ名前の香水はほかのメゾンにもあります。

豆知識

南フランスのグラースは、15世紀になめし革の産業で知られるようになりました。宮廷では、なめし革の匂いを隠す香り付きの手袋が好まれ、17世紀には手袋と香水を扱う職人の同業組合が設けられます。カトリーヌ・ド・メディシスにまつわる話も伝わりますが、それを裏づける記録はないとされています。

町はやがて革から香料へと軸足を移し、19世紀には香料の工場が並ぶ土地になりました。