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ohmyperfume
インセンス(乳香)(Frankincense)の写真
写真 No machine-readable author provided. Gaius Cornelius assumed (based on copyright claims). · Public domain · Wikimedia Commons · 正方形に切り抜き

インセンス(乳香)の香水

Incense

産地・抽出法

この原料を使っている香水

インセンスについて

どんな香り

乳香(フランキンセンス、オリバナム)は、古くからお香にも香水にも使われてきた樹脂です。精油の香りは、松やすっきりした緑を思わせるテルペンの香りに、こしょうのようなスパイス感と、古い木や樹脂のような落ち着きが重なると説明されます。

香料会社の説明では、立ち上がりは力強くスパイシーで柑橘のよう、樹脂のぬくもりに包まれています。時間がたつと、あたたかくスパイシーな香りが長く続き、アンバーやウッディで樹脂らしい面が出てきます。

原料の話

フランキンセンスは、カンラン科ボスウェリア属の木から採れる樹脂です。ソマリアやアラビア南部のボスウェリア・サクラ(カルテリ)、エチオピアやエリトリアのボスウェリア・パピリフェラ、インドのボスウェリア・セラータなど、いくつかの種が使われます。現在、世界の生産の9割はアフリカの角で、オマーンのドファール地方も知られた産地です。

幹に刃物で切れ目を入れると樹脂が流れ出し、固まって乳香になります。ソマリアでは、木が葉を落とす乾季に切れ目を入れ、2週間から3週間待って樹脂を集めます。手で選り分けて12週間ほど乾かしてから、蒸留して精油にします。精油の主な成分は、アルファピネンやリモネンなどのテルペン類です。

香水での使われ方

フランキンセンスは、オリエンタル調の香りの中心に置かれ、ウッディな香りを引き立てる役を担います。精油のほか、樹脂をエタノールで抽出したレジノイドとしても使われます。

ソマリア産の原料には、野生植物の採取に関わるフェアワイルドの認証を受けたものもあります。

豆知識

フランキンセンスは古フランス語で「上質なお香」という意味の言葉に由来し、別名のオリバナムはギリシャ語のリバノスから来ています。アラビア南部は古代から乳香を輸出し、その一部は中国まで運ばれました。新約聖書では、東方の三博士が幼いイエスに贈った三つの品のひとつとして、黄金、没薬とともに登場します。

一方で、採りすぎや生育地の減少も心配されています。2019年の研究は、ボスウェリア・パピリフェラが今後20年で半分に減ると予測しました。