
シスタスの香水
Cistus
この原料を使っている香水
シスタスについて
どんな香り
シスタス(ゴジアオイ、ロックローズ)は、葉から甘くアンバーのような、少し樹脂っぽくレザーを思わせる香りを放ちます。これは葉を覆う「ラブダナム」という香り高い樹脂によるもの。濃厚で温かく、香水に深みとどっしりとした芯を与えてくれます。
原料の話
シスタス(Cistus)は、地中海地方の乾いた岩場や砂地に育つハンニチバナ科の低木で、34種ほどがあります。モロッコやスペイン、イタリア、ギリシャから中東、カナリア諸島まで広く分布します。名前はギリシャ語のkistosに由来します。英語ではロックローズ(岩のバラ)と呼ばれ、白からピンク・紫の5弁の花を咲かせ、花びらの根もとに濃い赤の斑点をもつものもあります。とくにゴジアオイ(Cistus ladanifer、ガム・ロックローズ)の葉は、ラブダナムという香り高い樹脂で覆われていて、香料のラブダナムはこの植物からとれます。
豆知識
シスタスは夏の乾燥に強く、火事とともに生きる「パイロファイト(好火植物)」です。揮発性の精油を出して燃えやすく、種は火に強いので、火事のあとの、競争相手が少なくなった環境で芽を出します。やせた砂地や岩場でも、トリュフなどの菌と共生してたくましく育ちます。


