
アンジェリカの香水
Angelica
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アンジェリカについて
どんな香り
アンジェリカは、セリ科の植物の中でもとりわけ豊かで独特の香りをもちます。フェンネルやパセリ、アニス、キャラウェイなどとはまったく違う心地よい香りで、ムスクやジュニパーに例えられることもあります。
原料の話
アンジェリカ(セイヨウトウキ、Angelica archangelica)は、セリ科の二年草です。1年目は葉だけですが、2年目には溝のある茎が2.5mほどに伸びます。香料には主に根が使われます。ロシアや北欧などに自生し、フランスなどで栽培されます。見た目がドクニンジンなど有毒な植物にも似ているため、確実に見分けられないかぎり口にしてはいけません。
誰が見つけた・作った
10世紀ごろから野菜・薬草として栽培され、12世紀には北欧で広まって、とくにサーミの文化で親しまれました(「クヴァネ」と呼ばれました)。名前のAngelica(天使のような)やArchangelica(大天使)は、その香りにちなむとされています。
香水での使われ方
香料には主に根が使われ、α-ピネンなどのテルペンを多く含みます。ごく少量ながら含まれるシクロペンタデカノリドという成分が、ムスクのような独特の香りを与えます。根はジンの主要なボタニカルのひとつで、ジュニパーやコリアンダーと組み合わせて使われるほか、シャルトリューズやベネディクティンなどのリキュールの香りづけにも用いられます。
豆知識
明るい緑色の茎を砂糖で煮た「砂糖漬けアンジェリカ」は、ケーキなどの飾りに使われます。