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Tom Fordトムフォードの香水

ブランドの物語

グッチとイヴ・サンローランを率いたデザイナーが、自分の名を冠したビューティで最初に放った香り。それは、栽培家に“できるかぎり黒く”育ててもらった蘭の香りでした。

2005年創業創業者 トム・フォード、ドメニコ・デ・ソーレ香水を見る(79)↓

2004年にグッチのクリエイティブ・ディレクターを退いたトム・フォードは、翌2005年4月、ビジネスパートナーのドメニコ・デ・ソーレとともに自身のブランドを立ち上げます。同じ年にエスティ ローダーと契約し、まず手がけたのは、エスティ ローダー名義のコレクションでした。

2006年11月、トム フォード ビューティの名で最初の香水ブラック オーキッドが発売されます。サンローラン時代、フォードはメゾンの花として希少な黒い蘭を育てさせていました。新しい香りのために、栽培家にできるかぎり黒い花をつくってもらい、そこにブラックトリュフやバニラを重ねたといいます。発表はサックス・フィフス・アベニューの旗艦店。最初は約50店舗に絞って売り出されました。

2007年には、フォードが「自分だけの香りの実験室」と呼ぶプライベート ブレンドが登場。より大胆で、価格も高い香りのシリーズです。タバコ・バニラ、ウード・ウッド、タスカン レザー、のちのロスト チェリーまで、いまでは多くの人が名前を知る香りがここから生まれました。

2023年、エスティ ローダー カンパニーズがトム フォードのブランドそのものを約28億ドルで買収し、香りとコスメはその中核になっています。

知られざる話

  • ファッキン ファビュラスという名前には、エスティ ローダー側が難色を示したそう。フォードは「そもそも発売したがらなかった」と明かし、「この名前ならヒットすると分かっていた」と押し通しました。
  • ブラック オーキッドの黒く溝の入ったボトルは、写真家アーヴィング・ペンが撮影しています。
創業
2005年

よく使われるノート

香水

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