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ナルシス(Narcissus)の写真
写真 Uoaei1 · CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons · 正方形に切り抜き

ナルシス(水仙)の香水

Narcissus

この原料を使っている香水

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ナルシスについて

どんな香り

ナルシス(スイセン)は、種類によっては強く香り、とくにN. poeticus(クチベニズイセン)の香りは「酔うよう(intoxicating)」と評されるほどです。濃厚でグリーン、どこか官能的な、奥行きのある花の香りです。

原料の話

ナルシス(Narcissus、スイセン属)は、ラッパのような副花冠(コロナ)をもつ花で知られます。花の香りの成分は主にモノテルペン(リモネン、ミルセン、trans-β-オシメンなど)で、インドールなども含みます。香りは花のつけ根あたりで作られ、花粉を運ぶ虫を引き寄せる役割をもっています。花はハチやチョウ、ガなどによって受粉し、夜に咲く強く香る種は夕暮れに飛ぶガが花粉を運びます。

香水での使われ方

歴史を通じて、スイセンの香りは香水の大切な材料とされてきました。その香りは、球根などに含まれるアルカロイドではなく、花の精油によるものです。

豆知識

ギリシャ神話では、水面に映る自分の姿に見とれて溺れた美少年ナルキッソスの名で知られますが、博物学者プリニウスは、名前は「しびれる・麻痺する(narkao)」というその香りに由来するもので、少年の名ではないと記しています。なお、球根の抽出物には毒性があり、香りで頭痛や吐き気を起こすこともあるので注意が必要です。