
ケードの香水
Cade
この原料を使っている香水
ケードについて
どんな香り
ケード(カデ)油は、強いスモーキーな香りが特徴の、濃く香ばしいオイルです。燻したような、たき火やレザーを思わせる独特の香りで、香水に荒々しく野性的なアクセントを加えてくれます。
原料の話
ケード(Juniperus oxycedrus)は、地中海地方に自生するヒノキ科のビャクシン(ジュニパー)の仲間です。海辺から岩場までさまざまな場所に育ち、姿は低木から高さ10〜15mほどの小さな木まで変化に富みます。3本ずつ輪生する針のような葉をもち、ベリーのような球果は18か月ほどかけてオレンジ赤色に熟します。ケード油は、この木の材を「乾留(かんりゅう)」、つまり蒸し焼きにして得る精油です。
香水での使われ方
ケード油は、そのスモーキーな香りを生かして、一部の化粧品や、伝統的な皮膚用の薬、お香などに使われます。古くは薬局方にも記され、皮膚の手当てに用いられてきました。
豆知識
種小名oxycedrusは「鋭いスギ」という意味で、この木が古代ギリシャでいう「ケドロス(cedrus)」だった可能性もあるとされます。地中海の各地には近縁の仲間も多くあります。まれに乳児で重いアレルギー反応を起こした例もあり、扱いには注意が必要です。

