
ボロニアの香水
Boronia
この原料を使っている香水
ボロニアについて
どんな香り
ボロニア(ブラウンボロニア)は、外側が濃い茶色から紫黒、内側が黄色という、カップ形の花が強く魅力的な香りを放ちます。精油の主な芳香成分はβ-イオノンで、スミレのようなニュアンスと、豊かで果実感のある、個性的な香りが持ち味です。
原料の話
ボロニア・メガスティグマ(Boronia megastigma、ブラウンボロニア)は、オーストラリア南西部だけに自生する、ミカン科の細く直立した低木です。高さは1〜2mほどで、カリ(karri)やジャラ(jarrah)の森の、冬に水のたまる湿地や林に育ちます。香り高い葉と、外側が濃い茶色〜紫黒・内側が黄色のカップ形の花をつけます。花の各部に油腺があり、香りがもっとも強くなるのは、柱頭が受粉できる状態のとき。これは虫など、花粉を運ぶ生きものを引き寄せるためと考えられています。
誰が見つけた・作った
ボロニア・メガスティグマは、1848年に植物学者フリードリヒ・ゴットリープ・バルトリングによって初めて正式に記載されました。名前のmegastigmaは「大きな柱頭」という意味で、この植物の大きな柱頭にちなみます。
香水での使われ方
ボロニアは、その強い香りのために栽培される数種のうちのひとつで、香料用精油の主な供給源です。香水のほか、果実の風味を引き立てる食品添加物としても使われます。自生地では採りすぎが問題になり、切り花産業での乱獲が見直されるきっかけにもなりました。

