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香水をつけすぎた時の落とし方
香水をつけすぎたとき、水で洗ってもなかなか落ちないのは、香料が油になじむ性質を持っているからです。すぐできる応急処置と、香りが「臭い」と感じられてしまう原因、次から失敗しない選び方をまとめました。
更新 2026.10.21

要点
- 香料は油に溶けやすく、水だけでは落ちにくい
- アルコール綿かクレンジングオイルでなじませ、石けんで洗う
- 傷・目のまわり・粘膜にエタノールは使わない。肌が弱い人はオイルで
- 臭いと感じる主な原因は量。鼻が慣れて本人は気づきにくい
水だけでは落ちない理由
香水の香りのもとになる香料には、水になじみにくい性質のものが多くあります。たとえば植物からとる精油は、水をはじく揮発性の有機化合物からできています。だから香水は、香料をアルコール(エタノールと水)でうすめてつくるのが一般的で、ホホバオイルなどのオイルにとかした香水もあります。
つまり香料は、水よりもアルコールや油に溶けやすい。つけすぎた香水を落とすときは、アルコールか油でなじませてから洗うのが近道です。
つけすぎた時の応急処置
- 風を通す:上着など香りのついた服を脱ぐか、窓を開けて風を通します。
- アルコール綿でやさしく拭く:つけた場所を、消毒用エタノールを含ませたコットンやアルコール綿でやさしく押さえるように拭きます。傷のある肌・目のまわり・粘膜には使わず、肌が弱い人はこの手順を飛ばします。
- オイルでなじませて洗う:クレンジングオイルや無香料のオイルを少量なじませて香りを浮かせ、ティッシュで拭き取ってから、石けんとぬるま湯で洗い流します。
- 無香料のクリームで保湿する:アルコールや洗浄で肌がかさつきやすいので、無香料のボディクリームで保湿します。
- しばらく時間をおく:香りは時間とともに弱くなります。重ねて別の香りをつけてごまかさず、少し時間をおきます。
消毒用エタノールを使うときの注意
- 傷のある肌、目のまわり、粘膜には使わない
- 使いすぎると、脱脂で肌荒れを起こすことがある
- 赤み・かゆみ・はれ・ひりつきが出たら、すぐにやめる
- 肌が弱い人、肌荒れがあるときは使わず、オイルと石けんで落とす
- 火の気に近づけない
強くこすると肌を傷めるので、押さえるように拭き取ってください。服にエタノールを使うと変色することがあるので、服は風に当てて香りを飛ばします。
香水が「臭い」と感じられる原因
本人の鼻が慣れてしまう
同じ匂いを嗅ぎつづけると、一時的にその匂いを感じにくくなります(嗅覚の順応)。香水をつけた本人が一日のうちに自分の香りに気づかなくなっても、まわりの人にははっきり届いていることがあります。「香らない」と思って足していくと、つけすぎになりやすいのです。くわしくは鼻が慣れるしくみのコラムで。
匂いの感じ方には個人差がある
ある特定の匂いだけを感じにくい人がいることが知られています(特異的嗅覚脱失)。たとえばアンドロステノンという物質は、遺伝子の違いによって、尿のような不快な匂いに感じる人、甘い匂いに感じる人、ほとんど感じない人に分かれます。自分には心地よい香りでも、ほかの人には違って感じられることがあるのです。肌によって香り方が変わる話は肌と香りのコラムで紹介しています。
ホワイトムスク・バニラが「臭い」と言われやすいのは
ホワイトムスクに使われる合成ムスクのガラクソリドは、柔軟剤や洗剤にも使われてきた香料です。香水のムスクが、服の柔軟剤や部屋の香りと重なると、思った以上に強く感じられることがあります。バニラのような甘い香りも、量が多いと重く感じる人がいます。どちらも香りそのものより、量と重なりが原因になっていることが多いと考えられます。
次から失敗しない選び方とつけ方
- つけるのは胸より下に少量。顔や首のまわりは避ける
- 柔軟剤やヘアケアの香りが強い日は、香水を控えめにする
- 初めての香りは、ミニサイズやサンプルで少しずつ試す
- 甘く重い香りが苦手なら、シトラスやお茶の香りから
場所ごとのつけ方は香水の付け方、さりげなく香らせるコツはすれ違った時にいい匂いがする香水の付け方で解説しています。
軽く香るシトラスの香水
ミニサイズで試せる香水
BDK ParfumsニッチTubéreuse Impériale¥7,700
Dolce&GabbanaThe One Eau de Parfum¥16,280
ShegreenニッチQueendyクイーンディ¥4,950
BeauFort LondonニッチAcrasia¥28,600
Histoires de Parfumsニッチ1876¥9,350
ShegreenニッチPhantomファントム¥4,950
BeauFort LondonニッチIron Duke¥28,600
Heretic ParfumニッチDIRTY HINOKI¥16,500
少しずつ試すならミニ香水のガイドやお試し香水 損得シミュレーターもどうぞ。
よくある質問
香水をつけすぎたとき、水で洗えば落ちますか?
水だけでは落ちにくいです。香りのもとになる香料は、水になじみにくく油やアルコールに溶けやすい性質のものが多いためです。アルコール綿やクレンジングオイルでなじませてから、石けんで洗うと落としやすくなります。
消毒用エタノールを肌に使っても大丈夫ですか?
製品の使用上の注意では、傷のある肌や目のまわり、粘膜には使わないこと、使いすぎると脱脂による肌荒れを起こすことがあると書かれています。肌が弱い人や肌荒れがあるときは使わず、オイルと石けんで落としてください。火の気の近くでも使わないでください。
自分では香水の匂いがしないのに、まわりに強いと言われるのはなぜですか?
同じ匂いを嗅ぎつづけると鼻が慣れて感じにくくなる「嗅覚の順応」が起こるためです。自分の香水に気づかなくなっても、まわりの人にははっきり届いていることがあります。
ホワイトムスクやバニラの香水が臭いと感じるのはなぜですか?
量が多すぎること、匂いの感じ方に人による違いがあること、柔軟剤など身のまわりの香りと重なることなどが考えられます。同じ香水でも、少量なら心地よく感じる人は多いので、まず量と場所を見直してください。
服についた香水はどうすればいいですか?
風通しのよい場所に干して香りを飛ばします。洗える服なら、洗濯表示に従って洗います。アルコールで生地が変色することがあるので、服にエタノールを使うのは避けたほうが安心です。







